六花の約束

父上はじーっとあたしたちを見てくる。

母上はそんな父上を見て、ちょっと気をもんでいる様。

にかっと、父上が笑った。

「全く、のろけてくれるのぅ!」

「「え…」」

まさか…。

「そんなこと、分かっておるわい!お主らにとっては、お互いが全てなんじゃろ?」

はめられた…?

「だったら、結ばれるのが道理じゃろう。さっそく婚礼の儀を挙げるとするか?…日海よ!」

日海…?

「はい、お呼びでしょうか」

「うむ、全てまとまった。これから婚礼の儀を挙げようと思う。凜の支度を頼む」

………はぁっ!?!?

「承知いたしました。…さ、姫様」

「ちょっ、日海!?ていうか…今から婚礼の儀って…冗談でしょ!?」

「冗談ではないぞ。早よう着替えてこい」

「いや、あのさ、こういうことは日をおって話し合うものじゃないんですか!?…ちょっとぉっ、日海!!」





あたしは日海に部屋へ連れて行かされた。



















…実は蘭もおんなじようになっていたことは…ちょっとした余談だったりする。