六花の約束

蘭になら、あたしのこれから…預けられる。

そう、心から思った。





「…蘭…」

「うん」

「…あたしっ…蘭が……」

「…泣かなくていいから。言ってごらん?」

蘭が、優しく微笑む。

「蘭が、約束忘れてると思ってたっ…。あんな子どもの約束…叶わないって」

蘭は何も言わずに、あたしに近づく。

「…覚えててくれたこと…嬉しかった。だから…」

まるで、何もかも分かっていると言わんばかりに。

あたしを優しく抱きしめる。







「あたしを、蘭のお嫁さんにしてください…」







「……………」

反応がない。

やっぱり…言いすぎた、かな…。

「…反則…」

ぼそっと声が聞こえて見上げると…

真っ赤な顔した蘭がいた。

「…凜、ほんとに可愛すぎる。しかも、それ男の俺が言うことだし」