六花の約束

そんなことを恥ずかしげもなく言われて…あたしは思わず振り返ってしまった。

「あ、やっとこっち見てくれた。…顔真っ赤だよ?」

「~~!!分かってるくせにっ!」

絶対自覚あるのに、意地悪に聞いてくる。

「あはは。凜が可愛くてさ…つい。ごめん」

「笑ってるし!反省してないじゃん!」

「ごめんごめん。ふくれないの、姫様が」

そりゃふくれたくもなるわっ!

あたしがまだ機嫌を損ねていると。

ふっと右手に温もりを感じた。

驚いて見ると……蘭の手が繋がれていた。

「お詫び。ちょっとでも寒くないようにね?」

蘭は優しい顔であたしを見る。

…あたしの顔は、今真っ赤だ。

だから!

なんでこういうことを恥ずかしげもなくできるんだよぉぉぉ!?