六花の約束

なぁ、雪は知ってるよな。

俺たちの約束を。

だって、六花が舞い散る中。

俺たちは約束した。

そのとき…嘲笑っていたのか?

そんなの叶うはずないだろって。

叶わないと知っていたら、教えてくれればよかったのに。

そうすれば、こんなに傷つくことはなかった。

傷つけることはなかった。






雪は、見ていた。

幼い日の、俺たちを。

じゃあ今も見てるのか?

体は成長して、でも心はあの日のままの…愚かな俺を。





雪は、きっと知らない。

俺の思ってることを。

そして、あの約束が…きっと叶わないということを。






もし、叶う確率があるのなら。




俺は、それに賭けてみたい。