六花の約束

「はあっ!」

「おりゃっ!」

「くそっ…女のくせにっ」

「女だからって、舐めんな!」

あたしはそこら辺の男より、断然強いんだよ!

今まで負けたのは蘭だけだ!

戦況は、圧倒的にあたしたちが有利。

…みんなを傷つけた罰だ。

「…覚悟しろっ!」

あと少し…。

「頭を狙え!」

「姫様、こいつです!」

「よし、でかした!」

ようやく、頭を捕まえた。

「くそっ…」

「…もう、やめるか?…否か」

「………やめてやるよ」

…終わった…。

「凜、よくやったな」

「父上…」

終わったと思って気が抜けたのか、あたしは…。

またもやふわっとしてしまった。

なんとか、持ちこたえる。

「…きつ…」

「凜、後は私に任せて。蘭之介。凜を」

「はっ。凜姫様、帰りますよ」

「ん…」

正直…辛い。

体が痛いし…だるいし…。

「蘭…限界かも…」

「無茶しすぎです。…乗りますか?」

…何に?

と聞こうとした瞬間。

何かに、思いっきり押された。

…え?