そんな思いを込めて、父上を見る。

すると、父上は…。

何故か笑う。

「父上?」

不気味です。

「合格じゃ、凜!」

「…へ?」

なにが?

「試しただけじゃ。凜が、私の後継者にふさわしいか」

…後継者?

「凜、よいか?お主は女じゃ。だが、戦える女じゃ」

…普通の姫じゃないしね。

「だったら…好きにせい」

「好きに…?」

意味が分からない。

「戦うもよし、戦わぬもよし。…選択肢は二つある。自分で決めた道を行け」

父上…。

「はいっ!」

もう…迷わない。

あたしは、戦える姫だから。

みんなと一緒に…戦う。

逃げないよ。