六花の約束

「蘭、終わった。城下町に行こう」

「……はぁ…」

なんで、ため息をつく。

しかも、仮にも主の前で。

まあ、主なんて思ってほしくもないが。

「何、嫌?ならいいよ。一人で…」

「それだけはおやめください!行きます、行かせていただきますっ」

…そんなに心配か?

城下町だし…みんないるし…安全だと思うけど。

「じゃあ、行こ?」

「…分かりました…」

蘭も母上も、心配しすぎ。

あたしを城から出すこともしたくないらしい。

どんだけ過保護なんだ…あたしなんかに。