六花の約束

それからあたしは着替えて、城下町に出た。

美奈子たちと遊ぶため。

そしたら、蘭と会った。

う゛…気まずい…。

「…どこに行かれるのですか。お見合いのはずでしょう」

「……見合いはなくなった。城下町に行ってくる」

「…では、私も同行いたします」

なんで!?

嫌いなら、ついてこなくても…。

と思ったけど。

あたしを守ることが、蘭の仕事だと気づいて、何も言わなかった。

…もし、蘭があたしを守ることが仕事じゃなかったら。

あたしは、守られてなかったのかな。

蘭が好き好んであたしを守るわけないし…。

きっと、そうだな。

だったら、今…あたしにとっては幸せなんだ…。

蘭にとっては、苦痛でしかないんだろうけど。

蘭が、幸せじゃないのが…つらい。