まりあは頬をつたう冷たい感触に目が覚めた 寝ていた身体を上半身だけ起こして手でさわると濡れる 「……泣いてたんだ…泣いても仕方ないのにね」 まりあは悲しげに濡れた指先を見つめると辺りを見渡す …………。 「ここどこ?」