「ありがとう」 精一杯の幸せを形に。 「俺と付き合ってください…」 「はい……」 やっと手に入れた、本物の好き。 やっと見つけた、本物の相手。 あなたこそがずっと好きだった。 君にしか心が揺らがなかったし、見向きもしなかった。 「亜樹……こっち来てや…」 恥ずかしがりの荻が口元を押さえながら言った。 「荻が来て」 「足があれやから行きたくても行けへんねんってば…」 そう言いながら、荻は頭を掻いた。 「亜樹ぃ〜」 そう言って、子供みたいにダダをこねた。