「亜樹ちゃん、俺と付き合おっか」 「は?たらしは勘弁」 「亜樹ちゃんが付き合ってくれるんなら、俺、一途になる」 「それ他の子にも言うてるやろ?」 新井田は向かいの席に座った。 私は窓からグラウンドを見つめる。 人がちっぽけに見える。 けどたくさんの頑張っている声が飛び交っていた。 私はといえば、こんな所で時間を無駄に使ってる。 私には感じられないたくさんの経験をあの人たちは知ってるんやね。 荻は知ってるんやね。