あの夏の君へ






「今日暇やし、荻のプレゼント買いに行こかな」

そう決心した私はスウェットのズボンを脱ぎながら、アイロンのスイッチをオンにする。

「何ほしいんやろ…」



からあげ?

野球?

野原?

春?

可愛いくて、おっとりしてる子?



何をあげよう。

切実に悩む…。



「あー!!良いこと思いついた」

そう言った私はスウェットのズボンを履き直し、アイロンのスイッチを消した。


「やばい。ナイス提案すぎる」


一人で盛り上がりながら、ペンと紙を用意した。