あの夏の君へ






携帯が鳴る度に、やっぱり期待をしてしまう。

学校に行く度に、チャンスだと思って突っ走って。

期待なんてそうそう叶わないことを思い知らされて。

またひとりで崩れ始める。



辛い。

しんどい。

一日中、机の上で顔を伏せていた。

時折聞こえる、こそこそ話。

荻と私が別れたことが広まり始めた。



そうやし。

別れたんやし。


もう何の繋がりもなくなったんやし。



荻とは別れたんやし。