伝える勇気がなかった。 動く勇気がなかった。 嫌われたら、と。 拒絶されたら、と。 きっと同じことを思っていた。 「けど、夢は変わってないから」 君のその言葉だけが、私の心の支えになった。 君の夢に私がいるだけで、私は幸せでした。 「荻ぃ」 泣きながら言った。 君にエールを送ります。 「荻、ファイト…」 彼は少し笑った。 そして私の前からいなくなった。