荻は埋めていた頭をあげた。 ほのかに香る汗の匂い。 「俺があの学校に行かへんかったら、お前とは会えへんかったように、お前があの学校に行かへんかったら、俺とは会えへんかった。今は無かった」 “俺が生まれたから、お前と出逢えた” “お前が生まれたから、俺と出逢えた” “だから俺たちは巡り会えたんやろ” 彼は言いました。 神様に分かっても、私たちには分からないことが沢山あると。