「ほんと、嬉しいなぁ。あげたものがずっと使われるのって」
「こっちもありがたく使わせてもらってますよ」
「そんな恩着せがましく言わなくていいよ。俺はミナナのためになっただけで、十分、報われた」
ずいぶんと含みある言い方だった。幸せを噛み締めているような。現に、タオルを持った彼は嬉しそうに笑う。
「ミナナのことばかりを思って買ったものだから、ハズレなんてないと思うけど、やっぱり、実際にこうして気に入られるのは見ていて嬉しいな。
ミナナのために何かできたって、これ以上、誇らしいことはないから」
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