ヤンデレパーティー



――テクニシャン、とか。


バカっぽい単語だと思えど、妙にしっくりくるのだから無視もできない。


確かに彼は上手いんだ。ミナナ自身、誰かと比べたわけでもないが、そも比べようとするなり彼は問答無用で相手の男を虐殺するだろう。


ともかくとして、ミナナ見解の『上手い』とは独断に過ぎずとも、洗われただけでどきまぎしてしまうのは事実。


自身の本性というか、彼の言う通りに触られただけで欲情してしまうだなんて。


「欲求不満なのか……」


「不満だなんてないよ。ミナナを抱けば俺は満足。いっそ見ているだけでも、果てる――」


「すっごい認めたくなくなった……」


こんな人に惑わされた自身が情けないと、盛大な勘違いをする人を後目に、体を流した。


「あぁ、ミナナの匂いが流されていく」


「流れたお湯を飲んだりしないでくださいね」