「そもそも愛ってのは対等な相手にこそ想えることだからな。格上ならば憧れ、格下なら可愛がりになるが、お前の目には格下ばかりしか映らないだろう。いないからな、お前の対等なんか存在しない。“原点”(オールドワン)なのだから。愛を語れないのも、勘違いしていたのも仕方がないさ。そもそもお前には愛する対象――愛すべき対等がいない」
「擁護してくれるのだね、“五番目”。ああ、やはり君はいい聞き手だ。それで満足いった。アレは私を否定し納得させたが、満足はさせてくれなかった。ヤンデレではないと否定されたのは仕方がないにしても、ついつい『つっぱねて』しまった。
ヤンデレだと思いたいだなんて――認められなかった不満足を口に出したくなったのだ。短気ではないよ、決して。誰でも『むっ』とするさ。アレは最後にこう言うのだから、私もこうして君に話したくなるというもの」


