ヤンデレパーティー



「それは私の愛情の対象者が“世界そのもの”にあり、更に言えばあからさまな愛情を持つ人間も“みんな”となり、限定がされない。一個としても広範囲だ。世界が壊れれば、必ず世界に立つ人間も壊れるからな。

ヤンデレの場合――人間側のヤンデレは、たった一人を愛しているようだからね。自分と相手、二人分の立つ位置だけ確保すれば、後はどうでもいいらしい。――ん、何か鳴っているが?」


「ああ、少し待て。――もしもし。ああ、つぶあんで頼む。高いのでいいぞ、買ってきた分は私が払うから。いいって、学生に金を出させるわけにはいかない。

日頃のお礼?おいおい、こっちまで来るのだけで十分に大変なことだろう。その点では、私は大いに助かっているぞ。いいから好きなのでいいよ。……頑固だなぁ、お前は。通話代がもったいないから切るぞ。お前のケータイ代までは面倒見切れない。

このままじゃ押し問答だからな。家に来たら、目一杯相手してやろう。ああ、だからつぶあんだ。忘れるなよ。車に気をつけてくるんだぞ、それではな」