「人間じゃないのに、と言いたいのだろう。そこはアレも容認しているのだよ、『人間じゃないヤンデレ』もいると。要は心境の話だ。分かりやすく言えば、性格。『ヤンデレとは人間の常識では計れないことをする』と言うのだから、私はその部分も踏まえ、その俗称に食いついたのだよ。
私はおおよそ“理解しがたいモノ”だ。何をするかもしたいかも私について全てを語れる人間はいない。
ヤンデレもそれだ。見るからに異常な、それでいて理屈合う式を組み立てて行動する、きちんとした理由あって動く愛ゆえがために生きるもの。なかなかに綺麗な構図だ。
異常の異常とは、これ即ち“常識”らしいが、ヤンデレから見る常識とは異常でしかないのだろう。無意識に可笑しいと認識し、愛する者のためと法律を犯し、物を壊し、人を殺し、世界すらも消したいと願うのかもしれない」
「なら、お前とは違うな。お前は世界を愛したい側だ」


