「それはそれで悲しいことだが、私は“最初の一歩”を作り出したのだぞ。世界の創世をしたのは誰だ?地面を、空を、生命を、産み出したのは誰だ?」
「あー、そんなこと言われても大概の奴は『知らん』と切り返すぞ。知っても何の得にもならないし、知ったところで、“それがお前とは誰も信じない”」
「分かっているよ、“五番目”。そうして君が未だに、私を原点(オールドワン)とは信じていないことを。いいや、半信半疑かな。私はそう見透かすが」
「否定はしない。お前の見透かしはハズレたりしないからな。わざと外すはともかくとして。私はお前を人間とは見ていないが、だからと言って“最初の一歩”だったとは考えていない。それでも私はお前を“原点”(オールドワン)と呼ぶが、どちらかと言えば、原作者としてのオールドワンだな。お前の話が全て作り話に思える」


