ヤンデレパーティー



「嫌ではないよ。相づちがごとく、時折口を挟み、言葉の意味を求める行為は私の話に興味があるという現れだ。実に結構、話し手としてより喋りたくなる。イヤホンつけて音楽聞く者に、君は話などしたくないだろう?」


「意識してもお前の話を私が理解できるかは分からない。質問して解答されてもだ。解答自体が気狂いだし、そも、何を質問していいかも分からなくなる」


「なんだ、やはり話し半分しか聞いてくれないのか。これは話しがいがないことを言われてしまったが、ふむ、ああ、確かに私は『話したくてウズウズ』だ。半分でもいい、というよりもやはり君は『何だかんだで聞いてくれる』から、私は君の思うように『とことん喋らせて』もらうことにしよう」


「最初からそうしてくれ。私もあまり暇じゃないんだからな。これから弟子たちが来る予定だからな、早々に切り上げたい」