「さっさと起きろ、彼女に与えた苦痛を万倍にして返してやるのだから……!」


むき出しの臓物に電気を流せば、バウンドし、瞬きをした男を更に八つ裂きにした。


これで三体目。
けどまだ、あと八十は殺さなければ――彼女を卑しい目で見た奴らを殺さなければいけない。


寝台の上。
小さな時にやったカエルの解剖のように男を徐々に殺していく。


気持ちがすぅと晴れていく。断末魔を聞く度に、彼女を泣かした奴に復讐できたと笑みさえ零れた。


「みんな全て、君のためだよ。これで君は泣かないし、誰にも侮辱されることもない。さぞやすっきりすることだろう。とても、とてもね、清々しい。俺はどうやら、相当に憎しみを抱いていたらしい。

当然か、愛する彼女を貶す奴らを殺したいと願うのは。憎しみが深い分、それだけ俺は君を愛しているんだ。

ああ、殺す度に実感する。君を奴らから守れることが、こんなにも幸せだなんて……!」