「死んでも続けたい」
打ち砕かれた。
薄く笑って、Aを見ているはずの眼は、どこか遠くを見るように。
「このままでいるよ、死んだって離れたくない。きっと彼も、私が死んだらついてきてくれるだろうし。
また会ったらこうやって、“彼の望む私”でいるよ」
「お嬢様ごっこだなんて、やめなさいよ。本心を隠すだなんてストレス、虚弱なあなたには重みにしかならないわ」
「ストレス?ならないよぅ。彼が私の傍にいてくれるなら、ストレスなんてない。うん、ないない。まったく、これっぽっちも。
でもAちゃんがそう何度も心配してくれるなら考えるけど、なるべく、今のままがいいんだよねぇ。
本心を――お嬢様の皮を剥いだところで、彼の気持ちは変わらないだろうけど。んー、私も私でこの『ごっこ』は楽しんでいるんだよね」


