「落ち着いていられるものですか!ああ、いや、これでも抑えていますよ、俺は。今すぐこいつを八つ裂きにしたいとこですが、雑菌たるこいつの中身をお嬢様の部屋でぶちまけるなんかしたくありませんからね。
外に出ろA。牛女に相応しく、貴様の肉を分解してやる」
「鼻を折られたいのかしら」
うっかり拳を握るAだが、いけないいけないと、笑みを絶やさずにいた。
こんなことをするために、わざわざ展開を持ってきたわけではないのだから。
「なら、あなたが行けばいいじゃないの」
「……、なに」
「私はアタリの交換に行きたいけど恥ずかしい。でも朱耶ちゃんは恥ずかしくない。けれども駄犬は朱耶ちゃんに行ってほしくない。
ほらぁ、一番にワガママ言っているのは、事が成立するのに茶々を入れるあなたじゃない」
「どう見ても、アイスのアタリを人任せにする貴様だがな」


