「何を言うか。お嬢様に健やかな安眠と安らぎたる場所を俺は提供したまで。本当ならば引っ越してまで、お嬢様にお嬢様だからこその居場所を提供したいというのに。お嬢様はここが良いとおっしゃるので、せめてもの打開策だ。
マットレスから布団まで全て厳選し、わざわざ海外から輸入した一級品。これがあれば、体調を崩して寝込むお嬢様を癒してくれること間違いなし。お嬢様の健康はこれで約束されたようなもので」
「はいはい、もう喋らなくていいわぁ。長すぎるのよ、駄犬ロリコン」
ひらひらと手を振り、Aがベッド横にある椅子に腰かけた。
「でも、実際どうなの、朱耶ちゃん。こんなピカピカひらひらはあなたの趣味じゃないのに。駄犬が買ってきてくれたからって、断れずに我慢しているんじゃないのかしら」


