「神域に人間が立ち入ってならないのは当然のこと。神のもとに還れる時があるとすれば、肉体というしがらみを捨てた時のみ。次の転生まで――俗心を浄化した魂となることで初めて神と邂逅できるのです」
「君は自身を卑屈に見すぎているようだね。もっと自信を持てばいいものの、君は誰から見ても――いや、神が見ても善人だ。まっさらな善人。悪を絶対に許さないという善側の存在だ。
そんな君を僕は誘いたい。“こちら側”に来る気はないかい?君はいつだって神を崇めるからこそ、僕のようになるつもりはないだろうが、その君が崇める神を――思い込みの中にいる神を、“僕にしてみる気はないか”?」
「何を言うかと思えば、あなたの軍門に下れと。人を殺したあなたの下にだなんて」


