ヤンデレパーティー



「それが、あなたの行いとどう繋がるのですか」


瞼が開いていたら睨み付けるように、イリイアは顔をあげた。


「確かに私は、あなたの処分を“人から命じられました”。ですが、その命がなくとも私はあなたを裁く。

あなたはそれだけの罪を犯した。神に仕える者でありながら、罪人となった。

昔からある神の意思は我らの中に根付き、私は神の代理人としてあなたを制裁します。

人に遣える者ではない、神に仕える者としての裁きを。神の慈愛を無視した悪を裁きます」


「そうか。あくまでも、それでも、自身は神の意思で動くと言うのか。悪人を裁くとは、ふふ、本当に“神は人間に優しい”と信じているらしいな」