ヤンデレパーティー



この場合はイリイア直属の上司ではなく、スプガウスの上司。大司教(アーチビショップ)からの命令により、スプガウスを罰するように言い遣った。


「分からない君ではないはずだ。君は聡明であり賢明だ。カトリックのやり方とは神ではなく、“人間より”だと。

僕は前から不思議でね。なぜ君は“そちら側”にいるんだい?その考え方は――神のみを信仰する考えはプロテスタントのそれだろうに」


プロテスタントの教えとは聖書のみ。


聖書そのものは人間に書かれたものだと言えば元も子もないが、起因(創ったの)は神だ。


そんな聖書の教えのみを信じることこそが、紛れもない神への信仰。神を一心に想っている証拠ではないかとスプガウスは言いたいのか。