ヤンデレパーティー



「神の慈愛を否定するなどと、与えられた愛に気づかないなんて、スプガウス、あなたの目はそんなにも曇っているのですか」


「いやいや、神は愛している。ただそれは“人間みんな”と言うわけではない。

君は神に守られていると思っているだろうが、守っているのは法だよ。人間が作った人間のための自分を尊重したテキストに君は守られている。

祈りを捧げようが、どれもが無意味。届くはずがない、君たちは神に見放されているのだから」


「世迷い言を。全能なる神は人々の願いを祈りを信仰を、全てを見ていてくださっている。善人には安らぎを、悪人には粛正を、神が人々を見放すはずなどありませんわ。こうして、私をあなたのもとに遣わしたのも神のご意志です」