ヤンデレパーティー



「ふざっ、ふざけてないで……!あんなシールが28万ってぼったくりじゃないですかっ」


「そうでもないけどね。タトゥーを彫ること自体がそれぐらい――ああ、いや、俺のはカラータトゥーでかなりデザインが凝っているから時間かかってもっとしたけど。ともかく、オーダーメイドっていうので上がったみたいだね。

ミナナが言うぼったくりかもしれないけど、彫り師ならともかくシールとして作れる人は限られているから値段云々はそいつ次第。

でもね、俺はミナナへの愛に値段なんか関係ないと思っている。どんなに高かろうが、ミナナの喜ぶ顔で十分に満足だし、ミナナが要らないと言っても構わない。本当に大切なのはミナナの気持ちだから」