龍はフェンスにもたれかかり、あたし達に気付くと顔を上げた。 「……よぉ。片付いたみたいだな。つーかお前……青薔薇姫か。まさか陽月が青薔薇姫だったなんてな。 そうだ航太。お前炎龍抜けろよ?裏切り者なんだからよ。」 あたしはつかつかと龍を見下ろせるところまで歩いた。 「……何だよ。」 龍もフェンスに手をつきながら立った。 ………パンッ!! 「「「……っ!?」」」