八木さん家の5人兄弟。


「「「「は!?」」」」


 声を出したのは、私ではなく。


 後ろのお兄ちゃんたち。


 皆目をまん丸にして驚いている。

 というか、私も驚いている。


「翔ちゃん・・・その、付き合うって・・・」

「交際」

「ですよね・・・」

「オレ、雪が好きだ。妹としてとかじゃなくて・・・女として」

「でも、翔ちゃん・・・彼女さんたくさんいるんじゃ・・・」

「もう切った。雪が好きって気づいてから雪以外の女・・・どうでもよくなちゃった。で、返事は?」

「え・・・その・・・・・・」


 翔ちゃんにつかまれた手。


 逃げる選択肢はなし。


 目の前には見たこともないような真面目な顔の翔ちゃん。


 
 どうしよう・・・。



 今の状況どうとらえてるか、自分で分からない。




 私の頭がパニックを起こす中で、また事件発生。




「待った」