「じゃ、雪バイバーイ!」
帰りはいつも優香と。
今日も、いつもと同じ場所でバイバイ。
いつもと違うのは、空が暗いところ。
家に直行だったから、今までは特に暗くなかったけど。
今日は暗い。
クレープ屋さんに長居しすぎた・・・。
優香と分かれた場所から家まで、徒歩5分。
決して長くはないけど・・・暗いといつもより長く感じてしまう。
私は、後ろを振り返らないように少し俯きがちで、早足で歩く。
前に見たドラマで・・・振り向いたら不審者がいた。
みたいなオチがあったから。
「怖い・・・。誰かに迎えに来てもらえばよかったかな」
携帯を開いて、お兄ちゃんたち5人分の連絡先が入った電話帳を開く。
だけど・・・さすがにこれは甘えすぎかな。
と、携帯を閉じた。
どうせ、これからも寄り道とかあるかもだし・・・そのたびに迎え呼ぶって・・・迷惑だよね。
今日・・・優香にノロケとか言われたから・・・何だか私って甘えすぎなのかな・・・って。
ちょっと確認させられた。
これからは・・・あんまり甘えないようにしなきゃ・・・。
徒歩5分の道を、さっさかと歩く。
12月近くなってきたこともあって、夜になるのが早くて。
とにかく辺りが暗い。
あぁ、怖い怖い怖い・・・。
「・・・おい」
「きゃっ!!!」

