八木さん家の5人兄弟。


「美味しくない!?」

「美味しいっ!!」

「その、ストロベリーチーズケーキのクレープ1口頂戴」

「じゃ、チョコバナナホイップ1口頂戴」


 お互いあーんして、1口づつ。

 そして、お互い顔を見合わせて噴出した。


 お互いほっぺにホイップクリームがついていて、おそろいだね。

 なんて言ってみる。


 本当に、優香っていい子。

 とか、思っちゃった。


 友達にいい子っておかしいかな、ていうか、今激しくそう思うんだけど。

 いい子いい子ー。

 優香最高ーって。


「何か、幸せーって顔してる。そんなに美味しかった?」

「美味しいんだけど、いや、優香がいい子だなーって」

「何それ。照れるから!」

「へへ、可愛いー」

「いやいや、雪のが可愛いよ!」

「優香のが可愛いって!」

「いや、雪のが・・・って、何で私たちお互い褒めあってるんだろ」

「本当にそうだねっ」

「ま、拉致があかないから・・・お互い可愛いってことで!」


 上手く収めた優香の顔は、ドヤ顔。


 その顔も可愛いと思った。


 私、男だったら1000%、優香に惚れちゃうなー。



「あ、そうだ。お兄さんたちとどう?」

「どう? って」

「仲いいとか、悪いとか」

「小夏くんは、毎日学校まで送ってくれるし・・・お兄ちゃんは毎日ご飯作ってくれるし・・・翔ちゃんはお菓子買ってくれたりするし・・・巧くんは髪乾かしてくれるし・・・恭ちゃんはなんか優しい」

「何か・・・ノロケ聞いてる気分」

「彼氏じゃないからっ! お兄ちゃんたちのことだから、ノロケじゃないよ!」

 なんて自分でいいつつ・・・。


 ノロケなのかな。


 なんて考えちゃってた。