八木さん家の5人兄弟。



 お風呂からあがって・・・。


 自分の洗濯物をカゴに入れて・・・。

 洗濯機に投入。

 でも、さすがに自分のモノだけだとスカスカ。

 でも、他の男物だしなぁ・・・。


 大人しく私は自分のモノだけ洗濯した。


「・・・でも、さすがに自分のモノだけって悪いよね」

 これからはちゃんとお兄ちゃん達の分も洗えるようになろう。



 その時、ガチャっとドアが開く音がする。

 誰かが帰ってきた合図だ。

 私は玄関にパタパタと走っていく。


「おかえりなさいっ。・・・って、えぇ!? な、何でずぶ濡れなんですかっ!」

 帰ってきたのは恭ちゃんで・・・。

 その体はぐっしょりと濡れていた。

 たしか・・・雨は降ってなかったはずなんだけど。

 
「・・・そこで水ぶっかかった」

「説明がアバウトです!」

「ちっ・・・」

 軽く舌打ちされたぁ!?

「・・・そこで花に水やりしてた人の水かぶった」

「そうなんですか・・・。えと、タオル持ってくるんでそこで待っててください」

「・・・・・・うぜぇ」

「!?・・・うざい・・・ですか?」

「オレにかまうな」


 うぅ・・・。

 恭ちゃん完全なトンガリボーイだ。


 だけど、だけど・・・。


「風邪引いたらダメなので持ってきます!」

 私は断言して、急いでタオルを取りに行って玄関に戻ってくる。


 恭ちゃんは意外にも、玄関で待っていてくれた。