Change The World

「オルア…ちょっと街に出て買い物をしようと思ってな。」

「こんな夜更けにですか??」

これは苦しい言い訳だったか…。

「一緒に行くっすよ!!」

「オルア。ちょっといい??」

オルアを呼び止めたのは青色のショートヘアに黄色の瞳をした少女―ジエール。


「なんだよぉ〜ジエール。」


めんどくさそうにオルアが振り向く。


「向こうにある荷物を向こうの塔に持ってて!!」


オルアの顔が青ざめる。

「げっ…。」

「さぁやってもらいますわよ!!行ってきなさい!!」


ジエールが目を怪しく光らせる。

さすが特殊暗殺機関の一員でだけあって迫力がある。

「ジエール…。」

ネルベスのほうに振り向き

「なにか用があるんでしょ??隊長サン。」

にっこりと微笑む。

「ありがとうなっ!!」