冬の香り
恋愛(その他)
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河上あかり/著
- 作品番号
- 72537
- 最終更新
- 2008/03/07
- 総文字数
- 10,027
- ページ数
- 19ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 179
- いいね数
- 0
雪。
触れようとすると一瞬にして溶けてしまう、雪。
どれだけ手のひらを差し出しても降り積もる事は無くて、
ただそこにあるのは、雪の涙のような…跡。
この街の雪は、触れることができない。
アタシ達が一緒に過ごしたあの街。
頭に雪を積もらせ、寒さに凍えながら一緒に過ごしたあの街。
あの街の雪…。
アタシは今でもあの雪景色を、
あの冬の、香りを、
恋しく思う。
触れようとすると一瞬にして溶けてしまう、雪。
どれだけ手のひらを差し出しても降り積もる事は無くて、
ただそこにあるのは、雪の涙のような…跡。
この街の雪は、触れることができない。
アタシ達が一緒に過ごしたあの街。
頭に雪を積もらせ、寒さに凍えながら一緒に過ごしたあの街。
あの街の雪…。
アタシは今でもあの雪景色を、
あの冬の、香りを、
恋しく思う。
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