でもそれは一瞬のこと。 すぐに私の心は曇った。 だって、二人は彼女達の言うように本当にお似合いだった。 私の入る隙間なんて、 どこにもない。 「あ!白石、写真撮ってよ!」 凉は自分達が注目されているのなんて、気にする気配もない。 というか、気づいてないんだ。 きっと。