今日くらい、凉のこと忘れて、 なこと思いっきり楽しもう! 「琉生、林檎飴あるよ!!」 「あ!食べたい!!行こっ」 大好きな林檎飴。 お祭りということもあって、気分が上がっていた。 だから、気づかなかった。 「え…凉…。」 と、その隣にいる白地にピンクの桜の模様の入った浴衣を着た、可愛らしい女の子。 私達と同じく、林檎飴を買おうとしていた。