「……凉…?」 「すいませーん!…ってあれ?白石?え、泣いてる!?」 怖さと、安心感のせいか、涙が出てきた。 そのあとの話によると、あの黒い大きな犬は凉ん家の犬らしかった。 そして散歩してるときに脱走してしまったという。 「本当にごめん。大丈夫だった?って大丈夫じゃないよな…。」 「ううん、もう大丈夫。」 だんだん落ち着いてきた。