公園に着くと、すでに坂本はいた。 私は小走りで彼の元へいく。 「ごめん坂本!寒い中待たせて…」 「いや、俺も今来たところだし。はい。」 そう手渡されたのは缶のホットのミルクティー。 買ってきたばかりなのか、手に持ってると暖かいというより熱い。 「すぐ冷めるだろうけど…。少しは寒いのマシだろ?」 坂本はふわっと微笑んだ。 見てるだけで、あったかくなるような笑い方。