なこと別れて家に帰る途中。 前に見覚えのある男の人が歩いているのが見えた。 白のフードのついたトレーナーを着て、コンビニの袋を持っている。 最近視力が落ちてきているようで、 遠くこらだと誰だかよくわからない。 ……んー! 目を凝らして見ていると、やっと誰だかわかった。 そして少し大きな声でその人を呼んだ。 「坂本ー?」 その人はこちらを振り返って立ち止まった。 良かった、あってた。