急いで帰ろうとして下駄箱まで行くと、誰かの影がみえた。 誰だろう。 「あ…坂本か。」 「あれ、白石なんでこんな時間までいんの?」 驚いた顔をしてそう尋ねてくる。 お互い、部活などはやっていないから普段は終わったらすぐに帰るはず。 だから、あなたもね? 「こんな時間まで残ってるなんて珍しいな。」 「ちょっと図書室にいて…。」 「お前本読むんだっけ?」 私は靴に履き替えながら答えた。