みんなに一通り挨拶を済ませて、幹部部屋に向かった。 「よっしゃ!決まりな!」 「絶対だかんな!隼人!」 「分かってるよ」 ……なんの話? 入り口にぽつんと立ってるあたし。 暁斗はさっさと入って椅子に座ったよ。 「あ、暁斗!」 「あ?」 「夏休み、行くぞ!」 「…ああ」 えぇ〜…。何であれで理解出来るんだろう…。 本当、不思議。 『行くって、どこに?』 「はぁ?何寝惚けた事言ってんだよ!」 ……悪かったな、寝惚けてて。