「じゃあこの布に直接書くか。」 「そうですね。」 私は王子様の基礎となる肌色の生地を広げた。 まだドキドキしてて、手が若干震えてる… 「人形ってどっちの手につけるもん?」 「あー、そうですね…利き手の方じゃないですか?」 利き手の方が動かしやすいですしね。 「そっか。じゃあ福永、書いて。」 はい?! 私が書くんですか? 清水くん、自分てやれば… ってあぁ! 利き手の方の手の形をなぞるから、自分じゃできないですもんね。 「じゃあ、手置いてください。」 「ん。お願いします。(笑)」