『…関わってるんだと思う』



「は?」



『明日香チャンもこの呪いに…』



「結城の推理が正しければ、明日香チャンは恐らく、友達を自分の世界に引き入れようとしているんだろう」



「引き入れ…ち、ちょっと待てよ千紘!美希チャンに…か、加奈は…加奈はどうなるんだよ!?」



「行くぞ結城!」



「おい、千…」



「手遅れになる前に美希を探し出す。達也お前は自分の妹を守ってろ!」



「守るって…何したら…」



『達也大丈夫』



俺は


軽くパニくる達也に
塩の入った袋を渡す



「結城…」



『もし加奈チャンに何かあったら連絡して!』



「解っ、た…」



どうしていいか解らない
不安そうな達也を残して



俺と千紘は達也の家を出て
手分けして美希を探した..