『……。』



次のページ
次のページ



と、



順番にページを進めても
変わるのは広告部分位。



「何だこれ…」



『これ、俺が前に検索した検索結果と全く違う…』



" Ayu Official Blog "



俺が検索した時



赤文字で点滅した
こんなリンクなんて出て来なかった。



『Ayu Official Blog…このブログ、萌チャンがやってたブログと同じ名前だ…』



やっぱり
" あゆブログ " は亜由美のブログ



このブログの管理者は
同一人物だったんだ。



「え?」



びっしり同じ文章の検索結果が並んだ



携帯画面を目の前に
ただただ黙り込む俺



そんな俺を見て
千紘が声をかけようとした



その瞬間



ギー



ギギギギギギ…



「……!?」



車の天井を



爪で引っ掛く様な音が
車の車内に響き渡った



『な、何の音…』



ギギ



ギギギギギギギギ…



耳が痛い



まるで黒板を爪で
引っ掻いてる様な



そんな音



「……。」



『……。』



暫くすると



車を引っ掻く様な
音はしなくなって



車内に響き渡るのは雨音とエンジン音だけ



俺は天井を
確認する為



雨が降る中、車の窓を開けた