「結城ー?」
『り、陸サン!!確か契約の時って契約者の血と願い事に関係する契約者の大切な物が必要なんですよね!?』
「そうそう」
由佳から借りた亜由美の日記
あそこに書いてあった
亜由美の悩みと言えば
母親の病気
母親を生き返らせる為に
悪魔と契約したとしたら
大好きな母親から
プレゼントされた大切な物
そうなると母親と亜由美を繋ぐ媒介
ずっと解らなかった
亜由美が
何故血だらけの上靴にこだわるのか
『上靴…亜由美がずっと探してたんだ…もしかしてそれが…』
「…契約の時の媒介にした大切な物?」
そう考えると
全てが繋がる
自分の命と引き換えに
悪魔と契約した目的も
亜由美を化け物にしたのは
亜由美の父親ではなく契約を結んだ悪魔の仕業
『……。』
陸の問いかけに結城は静かに頷いた。


