「ちょっと良い?悪魔の契約はあたしも知ってる。契約は絶対だし、契約した人間を契約期限前に契約者を殺すとは思わないんだけど… 生かしとかなきゃ契約成立しないじゃん」
「だよなー、俺もそこが解らない」
『…死んでなかったら?』
「「え?」」
陸の隣に居た俺は立ち上がり
自分の机の上に置いたままの
段ボールからある資料を探す
「ねえ結城どーゆう事?」
気になり
俺の後を着いて来た玲奈は
俺の横から資料を覗き込む
『…あった』
結城は見つけた書類を陸と玲奈に渡す
『……。』
資料の束の中から見つけた書類
それは
西川サンそして俺が関わって来た
亜由美が起こした事件の数々…
「やっばーい、早く捜査してみたーい♪」
書類を読み目を輝かせる玲奈
「…この事件は?」
『この書類に書かれた亜由美って子が全て起こした事件の数々… そして亜由美は愛優の母親です』
「なっ…」
「う、嘘でしょ…」
俺の発言に対し言葉を失う陸と玲奈
そんな2人に俺は
他の警察署の人間は
誰1人信じなかった
今まで経験した全ての事を話した


